
◆無印良品の食器棚を補強しました。MDF棚板から頑丈な木製棚板へ。オーダーメイドの棚板で安心を・日々徒然
マツミスタッフです。自宅で長年使用している無印良品の食器棚。食器が好きなこともあり、たくさん集めていくうちに徐々に棚板にたわみが出てきました。特に中央部分が弓のように反ってしまい、このままでは倒壊しそうな状況に。そこで、頑丈な棚をマツミで作ってもらうことを考えましたが、スペースの都合で大きなものは置けません。カトラリーを収納する引き出しも付けたい。扉も必要。丈夫な木で。となると高額になってしまいそう。
めちゃくちゃたわんでいます↓毎日これを見ながら過ごすのがすごいストレスでした。ジェンガじゃないんだから…
白井君に相談すると「棚板だけを作ればいいのでは?」というアイデアをもらい、オーダーメイドで新しい棚板を作ってもらうことにしました。
マツミで頑丈な棚板をオーダーメイド
寸法を伝え、ダボ穴もあけてもらいました。一番奥がたわんでしまった無印の棚板。木目の化粧プリントが剥がれてわびしさを醸しております。
手前が元の棚板。もう限界でした。引退を表明しております…
今回素材にはこだわらず、とにかく頑丈であればいいとお願いしました。上段が新しい棚板。(蜜蠟ワックス掛けました)
取り付けてみるとばっちりです。重い食器を並べてもたわむことがなく、しっかりした安定館があります。さらに、ダボで支えているだけでは不安だったので、30ミリ厚の板を棚の高さに合わせるようにカットしてもらい、サイドに強力両面テープで張り付けることで過重を分散する工夫も施しました。これで、また安心して食器を収納できるようになりました。
元の棚板を割ってみたら…
不要になった元の棚板を割ってみました。見た目は木の板に見えますが、中身は薄い「MDF」と呼ばれる素材で、木材を固めた厚紙のようなもの。びりびりと破れるように細かくなりました。棚板の真ん中には支えがないため空洞状態。
MDFとは?
MDF(Medium Density Fiberboard:中密度繊維板)は、木材繊維を圧縮して作られたボードのこと。加工がしやすく、価格も手頃なため、多くの家具に使われています。しかし、耐久性や耐荷重の面では無垢材に劣るため、長年使っているとたわみやすくなるという欠点があります。
MDFのメリット・デメリット
✅ メリット
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加工しやすく、デザインの自由度が高い
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コストが安く、大量生産しやすい
❌ デメリット
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水に弱く、湿気の多い場所では膨張・変形しやすい
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強度が低く、重いものを長期間載せるとたわむ
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割れやすく、ネジの保持力が低い
今回、MDFの棚板から頑丈な木製棚板へ交換することで、安心して食器を収納できるようになりました。無印良品やIKEA、ニトリなどの家具は価格の面でも手ごろで、シンプルで使いやすいデザインが人気ですが、長く使ううちに耐久性に不安を感じる部分もあります。こうした部分を補強することで、より快適に使い続けられるので、同じ悩みを持つ方の参考になればと思います。棚板交換のご相談もお気軽にどうぞ。