家を建てるときに、必ずやっておきたいのがご近所へのあいさつまわり。
建売住宅などではそんなに気にしなくてもよいのかもしれませんが、
普通に生活されているお宅のすぐ近くで工事をするわけですから
音やホコリなので多少なりとも、ご迷惑をかけてしまうことは避けられません。
工事を円滑にするためにも、行う必要があるでしょう。
またご近所の方も“どんな人が住むのかしら?”と気になっていると思います。
こちらもご近所の方々を知るのに良い機会です。
今後のご近所づきあいを円滑にするためにもぜひ、ご挨拶を。
■ご近所へのごあいさつは、どのタイミングでしたらいい?
ご近所への挨拶のタイミングは大きく分けて2回あります。
まずは「着工前の挨拶」
「これから工事でご迷惑をおかけします」と工事担当者とともにご挨拶に伺います。
それから、完成引き渡し後にお施主様が行う「引っ越し後の挨拶」です。
「これからお世話になります」とご挨拶に伺ってください。
ご近所づきあいは工事前から始まっていることを忘れずに。
■ごあいさつに伺うお宅は何軒くらい?
一般的には、左右両隣と敷地に接する裏の3軒、お向かいの3軒の合計8軒です。
手土産の予算は一軒あたり、約1000円~3000円程度。
手土産は着工前と引っ越し時のあいさつでは、違う品を用意しましょう。
■地縄張りって、必要ですか?
地縄張りは敷地の中に建物の外形通りに縄を張り、
家の配置を確認するために行います。隣家や道路との関係も把握できるため
しておくのがいいでしょう。マツミでは工事費に含んでいます。
■地鎮祭はやったほうがいい?やらなくてもいい?
地鎮祭とは敷地を清める儀式です。
最近は、省略する場合もあるようですが、工事の安全祈願でもあるので
ぜひ、行ってください。費用の目安は、神主さんへの謝礼など含めて4~5万円程度です。
■上棟式について
上棟式とは、梁や柱などの骨組みが完成した後に、棟木を取り付けて
補強する棟上げの際に行われる儀式のことです。
通称「建前」とも呼ばれています。
もともと上棟式は工事担当者側が、工事の無事を祈り行うものでしたが
最近では施主側が、工事担当者に対しもてなす場として行うのが
一般的となっています。
式後は小宴席を設け、飲み物やおつまみをふるまったり
施主側から「これからよろしくお願いします」の意味を込め工事に携わる人へ
ご祝儀を渡すのも一般的です。
式の形式は地域によりさまざまなので、事前に施工側と
日取りや方法を打ち合わせします。