◆一宮市K様邸 古民家リフォーム・自然塗料『いろは』を使った古色塗装工事レポート
自然塗料『いろは』を使った古色塗装
一宮市のK様邸の古民家リフォーム現場では、内部造作工事が大詰めを迎え、少しずつ仕上げ工事が始まっています。本日はその準備段階として、梁や柱、造作材を古色仕上げにする作業が行われました。塗装担当はいつもの川脇塗装さん。養生にしっかり時間をかけたので、塗装は夕方からのスタート。
現場で使用している塗料は『いろは』という自然塗料です。
自然素材の塗料『いろは』の特徴
『いろは』は、エコロジカルな国産自然塗料です。日本古来の顔料「ベンガラ」を配合しており、優れた着色性と、日本の風景に溶け込む落ち着いた色合いが特徴です。「ベンガラ」は土の中の鉄が酸化したものが主な成分で独特の赤い色をしています。耐候性に優れ、屋内外どちらにも使用でき、木材を長期間美しく保つ効果があります。また、作業時に不快なにおいがなく、初心者でも簡単に使用できます。植物オイルが木材に浸透し、塗膜を作らないため、木の質感や温かみを損なわず、調湿作用を保つのも魅力です。
塗る人や住む人の健康に配慮されている塗料なので安心して使用できます。主な成分は以下の通り。
桐油・亜麻仁油・蜜蝋・ロジン(松脂樹脂)・イソパラフィン・無鉛乾燥剤
顔料(ベンガラ・カーボン・酸化チタン)
木部に塗装を施す・施工手順
ペーパーを当てて表面を整えたあと木目に沿って薄く塗り、余分な塗料はウエスで拭き取ります。塗装後は風通しを良くして、十分に乾燥させる。
屋外の場合は同様に薄く塗り、12時間以上乾燥させてから2度塗りするとよいでしょう。
ベンガラによる美しい色合いと亜麻仁油の艶感が、古民家再生にぴったりです。