千種区でリノベーションが進んでいます。。。
名古屋市千種区のT様邸
昭和25年に建築された住宅です。
T様の父上が大学の教授だったとのこと。
急斜面なので、生徒の学生達とともに、皆で造成工事をして、
敷地を造っていた記憶があるそうです。
敷地内に2棟の建物があり、2年前に別棟の水廻りリフォーム。
そして今回、この歴史ある建造物をリノベーションさせていただくことに。。。
減築、増築、屋根の形状変更、ロフト床の下げ等・・・
まさに、リノベーション、
盛りだくさんの内容です。。。。。。
(増築の墨付け刻みは寺やん・・・成長しました)
しかし、
昭和25年当時、戦後で物資が少ない中、
しかも、当時としては珍しいトラス構造を用いて建ててくれた、
三河の大工さん、それから今まで青焼きで残っている図面を描いてくれた設計士さん、
そして、当時としてはかなり山奥だったところで作業してくれた皆さん、生徒さんたち。。。
この新築工事にかかわった、全ての方々に敬意を表して、
松美スタッフが仕事をさせていただいています。
ロフトの床を一段下げるために、そして、白蟻にやられた柱を助けるために、
添え柱をしています。
新しい梁によって、
ロフトの物置が、居住空間に生まれかわります。
当時ではめずらしく、トラス組で小屋裏のロフト空間が造ってあり、
設計士さんと大工さんのやり取りが聞こえてきそうな空間です。
部屋数確保のため、今回、急勾配屋根の一部を切り取り、
新しい屋根を作成。
天井も高くなり、
豊かな部屋になりそうな予感。。。。。。
当時の家を請け負った大工さんが見たら、
「おっ、なかなか やるじゃねーか。
俺が頑張って建てた家をありがとう!」
そんなことを、言われるような、
リノベーションができるといいな と思っています。