
◆【名古屋で古民家リノベーション】解体で判明した深刻な白蟻被害とは?〜築70年の家を守る補強工事〜・築70年古民家再生04
【名古屋|古民家リノベーション】解体で判明した深刻な白蟻被害とは?〜築70年の家を守る補強工事〜
こんにちは。名古屋市を拠点に、古民家のリノベーションや自然素材の家づくりを行っている松美建設です。
現在、名古屋市内で進行中の築70年の木造住宅のリノベーション工事。
今回は、その中でも特に重要な「構造補強」と「白蟻(シロアリ)被害」について、現場の状況を交えながらご紹介します。
解体して初めてわかる古民家の真実
築年数の経った家では、外からは見えない「構造の劣化」や「シロアリの被害」が隠れていることがあります。
今回の現場でも、内部を丁寧に解体していく中で、足固め(建物の一番下部にある構造材)に白蟻被害が見つかりました。
見た目ではわからなかった部分が、解体によってボロボロの状態で露出。木材はスカスカで、触ると崩れるほど劣化しており、構造的にも非常に危険な状態でした。
白蟻(シロアリ・白アリ)被害の怖さとは?
白蟻(シロアリ)は木材を好んで食害する害虫で、特に湿気の多い場所や通気性の悪い構造で被害が広がりやすくなります。
被害が進行しても表面からは分かりづらく、「気づいた時には手遅れ」というケースも珍しくありません。
今回のように、築古住宅をリノベーションする際には、シロアリ被害の有無を正しく見極めることが非常に重要です。
垂木の通りを直し、屋根の下地も完成
白蟻被害が見つかる一方で、屋根部分の工事も順調に進行しています。
この古民家では、垂木の通り(屋根の下地を支える木材の並び)を調整し直し、下屋根の瓦下地(野地板)までを丁寧に施工しました。
古民家は時間の経過とともに建物が少しずつ歪んでくるため、こうした通りの修正は見た目にも耐震性にも大きく影響します。
現場でのプロの打合せ〜補強方法の検討〜
現在、現場では、松美建設の大工と建築士が集まり、補強方法の打合せを重ねています。
設計図の上だけで判断せず、実際の現場の状態を見ながら、どの部分にどのような補強材を入れるのかを細かく検討。
特に、白蟻で傷んだ構造材については、一部補修ではなく、完全撤去と全交換を行い、今後の安全性を確保します。
古民家リノベーションは「見えないところ」こそ大切に
見た目の美しさだけでなく、見えない部分=構造の安全性や耐久性こそが古民家再生や住宅リフォームでは最も重要です。
シロアリ被害のように、解体して初めて見えてくる劣化やリスクと向き合いながら、一棟一棟丁寧に対応しています。
松美建設では、ただ綺麗にリフォームするだけでなく、住む人が安心して暮らせる家づくりを大切にしています。
名古屋での古民家リノベーションはプロにご相談を
「古民家を直して住みたいけれど、シロアリや耐震性が不安…」
そんな方は、ぜひ松美建設へお気軽にご相談ください。
名古屋市内で多数の古民家リノベーション実績を持つ私たちが、調査から補強、再生までしっかりとサポートします。
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