◆梁・柱・筋交の施工開始!古民家が本屋になります。正文館書店×熊野屋様古民家再生工事07

正文館書店×熊野屋様 古民家再生工事|梁・柱・筋交の施工開始!

正文館書店×熊野屋様の古民家再生工事では、いよいよ梁・柱・筋交の施工が始まりました。建物の骨組みを強化しながらも、古民家ならではのしなやかさを残す工夫が求められる重要な工程です。

正文館書店工事

柱建て

颯太君は柱の無い箇所へ新たに柱を立てています。既存の柱と新設柱をコーチボルトで緊結しながら、適度な強度を確保しつつ、固めすぎない方法で金物を取り付けています。

柱建て

金物取付

なぜ、古い建物の耐震補強で金物を固めすぎてはいけないのか?

古民家の耐震補強において重要なのは、建物全体のバランスを考慮し、適度な柔軟性を持たせることです。古い木造建築は、地震の揺れに対してしなやかに動くことで衝撃を吸収し、倒壊を防ぐ構造になっています。

もし金物でがっちり固定しすぎると、揺れの力が一点に集中してしまい、木材が割れたり、接合部に負担がかかって破損したりする可能性があります。そのため、適切な緊結方法を選び、無理に力をかけすぎない補強が求められるのです。

今回の施工でも、「固めすぎず、かといって緩すぎず」のバランスを大切にしながら、古民家の魅力を活かした補強を進めています。

現場は順調に進行中!大工の技術が光るこの工程、完成が楽しみです。

柱建て


 

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