◆過去事例から・木造住宅のバルコニー解体で発見!重いコンクリートと白蟻の被害、ベランダの耐震工事
過去事例からベランダ腐食の記事を再掲載します。
飛島村I様邸で行われたバルコニーの改修工事。この工事は、耐震性の観点から重いコンクリートの撤去を決断し、腐食した部分を改修するものです。
■ 問題の始まり:木造住宅の重すぎるバルコニー
I様邸は一時期多く施工された木造住宅です。しかし、このバルコニーは、床にコンクリートが打たれた状態で、上の防水層がどうなっているかも不明な状況でした。耐震面から考えると、重いコンクリートが屋根面に乗っている状態は非常に危険で、長い間このバルコニーのことが頭を悩ませていました。
■ ついに決断!バルコニー解体スタート
悩んでいても解決しないので、ついに解体工事を決行することに!
解体を担当したムスタファ君達がコンプレッサを使って、コンクリートを斫って(はつって)撤去作業に取りかかりました。解体のプロであるムスタファ君たちもどんどん体力を消耗し、クタクタになるほど。重いコンクリートを撤去するのは大変な作業でしたが、なんとか土間コンクリートの撤去に成功しました。
■ 白蟻被害と漏水による腐食が発覚!
コンクリートの撤去後、タイルを剥がしてみると、驚くべきことに白蟻や漏水による腐食が発見されました。ちょっと力を加えただけで、タイルがモルタルごとベロンと剥がれてしまいました。もしこの状態で地震が来たらと思うと…、非常に危険な状況だったことが分かります。
■ 撤去して正解!次は改修工事へ
お施主様からも「撤去して正解だったね!ありがとう」とのお言葉をいただきましたが、本当にそう感じました。しかし、次のステップであるバルコニーの腐食に伴う改修工事に新たな課題が出てきました。どうやって安全で長持ちするバルコニーを再構築するか、次のプランを練っているところです。
安全なバルコニーを取り戻すために
木造住宅のバルコニーは、見えない部分で腐食や劣化が進行していることがあります。もし同じような状況が心配であれば、早めの点検や解体、改修を検討してみませんか?ベランダや建物の耐震工事についてお考えの方は私たちにご相談ください。