◆豊田市の古民家再生工事現場では、清祓い式が執り行われました。
豊田市にて、話しを進めさせて頂いていた古民家再生が、ついに動き始めました。
大正12年建築の建物、築年数で言えば94年。一世紀近く前の建物が、痛んでいる箇所は見られるが、見事に残っているという事実。今の新築の建物は性能は良いが、どうなんだろう。。。それは100年後しかわからないという事です。
年明けから、耐震改修補助金申請用の図面作成や構造計算、金物などの検討や浄化槽の補助金用申請のために公的機関との打ち合わせを重ねてきました。そしてこれから始まる工事に向けて、大安吉日の日に、建物の清祓い式が執り行われました。
新築の建物を建てる時には【地鎮祭(ジチンサイ・トコシズメノマツリ)】を行いますが、改修/リフォーム工事などでは、清祓い式を行う事が多いです。今回は、建物の解体や、井戸の手入れなども合わせて行いますので、清祓いとなりました。
神主さんは、知立神社から来ていただきました。朝九時半より準備を進め、神主さんの主導のもと儀式は進められていきます。
まずは建物への今までの感謝の気持ちを伝えます。またこれからのさらなる幸せを祈ります。
お祓いはこのような流れで執り行われます。
一、修祓「シュバツ」
神々に御供えする神饌、使用する祭具、祭典に参加する人々、をお祓いする
一、降神「コウシン」
神々を神籬(神がしばらくの間留まる処)にお迎えする
一、献饌「ケンセン」
神々に神饌を御供えする
一、祝詞奏上「ノリトソウジョウ」
この土地に家屋を建てることを神々に報告し、工事の安全を祈る
一、清?「キヨハライ」
土地の四方をお祓いし清める
(施主同行)
一、玉串拝礼「タマグシハイレイ」
玉串を捧げ神々に家屋を建てる旨報告し、工事の無事を祈る
一、撤饌「テッセン」
神々に御供えした神饌をお下げする
一、昇神「ショウシン」
神籬(ヒモロギ)においでいただ神々に戻っていただく
清祓い式が行われた事で松美建設一同、工事に係るすべてのみんなの気持ちが引き締まりました。工事は来月から始まりますが、工事が完了するその時まで、安全に丁寧に良い仕事をしていきたいと思います。