豊田市美術館っていい感じ
日曜日に、豊田市美術館に行ってきました。
我が家では、ここが好きでよく行きます。
設計は、谷口吉生さん。
丹下健三さんのもとでも働いており、しっかりとモダニズムを受け継いでいるという感じ。
水平と垂直のラインがとてもきれいで、
斜めのスロープも壮大で美しい。
中部地方では群を抜いて質の高い美術館だと思います。
企画の展示もそこまでメジャーじゃないけど(と言ったら失礼ですが)
いつも、とても面白く、企画者の深い意図が感じられる展示ばかり。
と、個人的には思っています。
数年前には、ガウディーとかもやっていました。
今回はベルギーのアンソール。
かなりインパクトのある作品です。
仮面とか骸骨で有名らしいですが、なぜこのような絵を描くようになったのか。
そんな経緯がわかります。
美術館の内部です。
吹抜空間の壁面にはネームプレートが一面にあり、
縦の広がりから、横の広がりへ視線を誘います。
常設展示も面白いものばかり。
わけのわからないものもいっぱい。
クリムトもあったりして。
小さなお子さんといっしょに行くと、それだけで想像力がUPしますよ。
屋上に水辺もあって楽しいです。
美術館って単なる箱じゃダメだし、変に奇抜でもダメでしょ。
やっぱり品格があって、質が高くないと。
展示品が良くても、見せ方がダメならダメだし、
現にオルセーの改装もいかに自然光をうまく取り入れるか、
をすごく考えているらしい。