◆古民家の内装、古色仕上げ・天然塗料「いろは」で彩る、90年前の梁と床。
一宮市の古民家再生工事では、塗装職人の川脇さんが、刷毛を使って丁寧に梁に古色塗料を塗っています。使っている塗料は日本古来の天然顔料ベンガラを使用した「いろは」です。主成分は植物由来の亜麻仁油、桐油、天然樹脂のロジン(松脂)、そして蜜ろうで、健康や環境に優しい特徴を持っています。
「いろは」という名前からも想像できるように日本の伝統や美意識を反映しており、古民家や伝統建築物の修復に最適です。自然な風合いと艶を持つこの塗料は、塗装後にウエスで余分な塗料を拭き取ることで、艶やかで深みのある仕上がりになります。今回も、丁寧に水拭きしたことで、梁の美しさがさらに際立ちました。
「いろは」は木材にしっかりと馴染み、経年劣化した素材に深みを与えるため、アンティークな雰囲気を求める際にも最適です。
既存の荒床もいろは塗装を施すことで、梁と床との統一感が生まれました。90年以上経過した板材とは思えないほどの力強さを感じさせます。木って凄いですね。
マツミの古民家リフォームでは、このように残せるものは極力残しながら現代の暮らしに合わせて住み心地よく美しく建物を蘇らせます。
一方、大工の白井くんは、パソコンカウンター材の加工に取り組んでいます。工事は現在、最終段階に入り、完成も間近です。お引渡しの日が楽しみです。
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