◆古民家再生 揚げ方工事 今日も息を合わせて『そーら~』で建物を動かす!
一宮市のK様邸古民家再生工事現場は、昨日降った雪も融け始めていて、日の当たるところは暖かいのですが、日陰では寒く、気合を入れて作業を
しています。そんな寒さも吹き飛ばす、マツミの男たち。
今日は、先日に引き続き揚げ方工事を行いました。当初は予定に入れていなかったのですが、かなり沈み込みの激しいところがあり、このまま施工するわけにはいかないと、急きょ揚げ方を行う事にしました。梁にバカ棒をかけキズが付かないように養生をし、ジャッキをセットします。
一か所にかけてしまうと材が折れてしまう恐れがありますので、
同時に3か所かけて息を合わせてジャッキを回します。
声掛けしながら『いくよ~そ~ら~』ミシミシ。。。。
4分の1回転で、1.5ミリずつ、少しずつ少しずつ揚げていきます。
20回ほどまわしなんとか無事揚げる事ができました。
揚げ方が終わり、清掃と片付が済んだら次の仕事です。金物補強工事を行っていきます。伝統工法で建てられた建物ですので本来足固めが入っていたのですが、白蟻の被害が出ていたのでしょう以前の改装によって撤去されていました。そのため、足固めの代わりに土台をいれて、柱と接合します。
あらちゃんは、柱を建てる準備をしています。鑿を使い土台に5トの掘り込みをし、柱を建てていきます。