◆古民家を維持していくことの難しさ
緑区に建つ、築100年超えの古民家さんへ補強図面と見積もりをお届に上がりました。
明治の時代より旧街道沿いにたたずむこのお宅は、それは立派な柱や梁が使用されていましたが、
お話を伺うにつれ『古民家を持っている』というのがいかに大変かを思い知らされます。
僕らや他人からみれば「壊すなんてもったいない」「立派なすごいものをお持ちで羨ましい。」という感情がうまれるかと
思います。 しかし、その古民家を維持管理することは大層な労力と費用がかかります。
延べ100坪をこえる建物と、蔵、別棟、庭。。。昔は女中さんや庭師さんが住み込みでみえたとのこと。それを、
維持していくことの難しさ。。。ぼくは簡単に「もったいない」と言っていたかもしれません。
でも、それでも、これだけの文化財を後世に残していってほしいから言いたい「もったいない」と。
さて、岡崎市のHさま邸古民家再生現場では、吹き抜け部分の勾配天井と壁下地を造っています。
梁がうねっている為、プラスターボードをカットするのも一苦労。
隙間が空かないように、専用のヤスリで削って取り付けます。
中川さんは、もくもくと丸太磨きです。皮がついた丸太を布ヤスリをセットしたサンダーで丁寧に磨いています。
電気屋さんは、スイッチボックス用の穴あけをしていました。普通は石膏ボードなので簡単に開くのですが、荒壁パネルはちょっと大変そう。
よろしくお願いします。