◆新築現場の基礎工事のチェックです
名古屋市守山区のIさま邸は、基礎工事真っ盛り。サクラも満開です。
基礎屋の小川さんたちは、寡黙に工事を進めていきます。
地盤の掘削が完了したら、砕石入れです。 転圧をかけると少し沈むので、それを見越して
少し高めに砕石を入れていきます。
さてチェックです。
砕石厚さは、100ミリです。 100ミリちゃんと敷き伏せてあるか確認します。
その後、砕石をランマーを使って念入りに転圧します。
ランマー使い続けると、脳が揺れてくらくらします。
続いて、捨てコンを打って、墨だしをし、防湿フィルムを敷いて、型枠を建てて、配筋工事です。
土間スラブは、D13ミリで、200ミリピッチで組んでいきます。
D10@300ピッチのところが多いようですが、マツミの基礎はD13@200以上でやっています。
配筋が完了すると、再びチェックです。
鉄筋径、ピッチ、かぶり厚さ、定着・継手長さ、補強筋が指示通り入っているかなどなどこまかくチェックします。
土間スラブ筋チェック。
D13が200ミリピッチで配筋されているか確認。
コーナー補強筋や開口補強筋が入っているか確認。
長さが40×13=520ミリ以上あるかチェックです。
継手、定着長さの確認です。
継手も40d以上で、40×13=520ミリ以上かチェックします。
などなど細やかにチェックを行います。はい。バッチリです。
その後、JIOの配筋検査を受けました。去年の10月の法改正以降、検査がゆるくなったとは聞いていましたが
ここまでとは思いませんでした。
とりあえず基準法さえ通っていればいいらしい。
なんだそれ!!
今までのJIOさんの検査は、旧公庫基準に準じていましたので、それはそれはきびしい検査だったのに
定着長さも補強筋の有無も、寸法を測ることすらしない(してはいけないらしい)
何でそんなにゆるくなったかと聞けば、お国からの指示らしい。
瑕疵保険になったのだから、基準法以上の検査をする必要は無く、他の検査機構と同じ検査をすればいいと
言われたらしい。つまり、全ての住宅で保険検査を受ける義務があって、最低限の基準をクリアさえすれば
保険をつけることができる。だからJIOはそれ以上の検査をするなということだね。
誰のために法改正したのだろう。。。。
検査がゆるくなったおかげで、簡略化する人たちも出るだろうに。
ホントにいい家を建てたいと思っている人たちの思いと逆行しているのでは、と感じてなりません。
マツミは、今まで通り厳しいチェックをしていきたいと思います。