◆天井下地の工夫で美しい天井の仕上がりをお届けします。窓リフォームはLOW-Eガラスで快適な室内環境へ

名古屋市天白区のI様邸のリフォーム工事現場では、現在、内装下地工事が進行中です。

天井の下地工事が完了しましたので、早速確認してみました。今回、お施主様から「クロスの継ぎ目(石膏ボードの継ぎ目)が気になるので、そこはしっかりと作ってほしい」とのご要望があり、それを解消すべく下地工事を行っています。

といっても、いつもより特別に細かく下地を入れているわけではなく、通常通りの作業を行っています。7寸(約21センチ)ピッチで胴縁下地を入れていますが、今回は特にひのきの20×45㎜の胴縁を使用しています。杉やエゾ材と比べてひとまわり大きく、しっかりとした印象を受けます。また、断熱材も入れています。

天井下地 断熱材

 

構造は、土壁に50mmのグラスウール、その内部に高性能断熱材であるフェノールフォーム樹脂「ネオマフォーム」を20mm入れています。

さらに、4枚建てのサッシを2枚建てのサッシに交換しました。全体の幅を約90cm小さくしましたが、サッシ一枚の大きさが大きくなったため、すっきりとした印象を受けます。

また、以前は一枚板のガラスだったサッシを、高断熱のアルミと樹脂の複合サッシ「YKKAPエピソード」に変更しました。ガラスも遮熱高断熱のLOW-Eガラスを採用し、夏場の日射を遮りつつ、内部で温められた熱を逃がしにくくなっています。

LOW-Eガラスとは?

LOW-Eガラス(Low Emissivityガラス)は、特殊な金属膜がコーティングされたガラスです。このコーティングにより、太陽の熱を反射しつつ、室内の温度を保つ効果があります。特に夏場では、日射の熱を遮ることで、室内が過度に暑くなるのを防ぎます。

窓ガラスからの熱の出入りは、家のエネルギー効率や室内の快適さに大きな影響を与えます。特に、夏場は外からの強い日差しが室内を暑くし、冷房費用を増加させる原因となります。そこで、遮熱高断熱のLOW-Eガラスが効果的なソリューションとして注目されているのです。

一枚板のガラスだったサッシを、高断熱サッシのアルミと樹脂の複合サッシ  YKKAPのエピソードに変えました

窓ガラスからの熱伝導の仕組み

一般的な窓ガラスは、熱を通しやすい性質があります。夏場は外の熱が室内に入り込み、冬場は暖房の熱が外へ逃げてしまいます。この熱の移動が、室内温度の不安定さやエネルギー効率の低下につながります。

LOW-Eガラスは、太陽の赤外線を反射することで、外からの熱の侵入を防ぎ、室内の冷房効率を高めます。また、冬場には室内の暖かさを保つため、暖房の効果を高めることができます。これにより、年間を通して快適な室温を保つことができ、エネルギー消費の削減にもつながります。

遮熱高断熱ガラスのメリット

  • エネルギー効率の向上: 冷暖房の使用頻度が減り、エネルギーコストを削減できます。
  • 快適な室内環境: 温度の変化が少なくなり、年間を通して快適な室内温度を維持できます。
  • 環境への配慮: 省エネルギーによって、CO2排出量の削減にも貢献します。

 

窓ガラスからの熱伝導は、家のエネルギー効率に直接影響します。遮熱高断熱のLOW-Eガラスを採用することで、季節に応じた温度調整が容易になり、快適な住環境を保ちながら、省エネにも貢献できます。これから家の改装や新築を考えている方には、LOW-Eガラスの導入をぜひ検討してみてください。


 

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