◆レトロな建具が奏でる空間の美しさ・西区の古民家リノベーション036

名古屋市西区にある古民家リノベーションの現場では、建具屋さんの手で丁寧に古い木製建具の取り付けが進んでいます。今回のリノベーションでは、約85年前に作られた木製建具を微調整・補修し、再利用します。一階で使われていた建具を二階に移設し、同時に古い欄間も組み合わせて、レトロでノスタルジックな雰囲気を演出しています。

古い建具

特に印象的なのは、古い建具や欄間から感じられる深みや美しさです。新しい建材では表現できない細やかな工芸技術、手仕事の美しさ。そして、古いガラスから柔らかく差し込む光が、空間全体に優しい表情をもたらしてくれます。これらの要素が一体となって、時代を超えた温もりと懐かしさを感じさせるインテリアに。

レトロ建具

こちらは古い書院障子の工夫。障子紙を取り除いた後に、向きを横使いにして欄間風にアレンジしました。

こうしたちょっとしたクリエィティブなアイデアが、古いものを大切にしながらも新しい表現を生み出してくれます。

書院障子窓

古民家のリノベーションは、古いものを大切にする心を育み、時間とともに深まる美しさを再発見させてくれるものです。

 


 

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