◆天井裏の掃除。安全に掃除を行う
天井裏、屋根裏の掃除。安全に掃除を行う
古民家リフォームや戸建ての改修工事において、天井裏の掃除は重要な項目の一つです。
一見、埃が溜まっているだけのように見えますが、実は害獣の巣や死骸・排せつ物といった問題も潜んでいる可能性があります。
こちらは実際にマツミの古民家再生現場で見つかった天井裏のゴミです。築90年の建物の天井裏から、ネズミの糞・巣・ゴキブリの卵などが大量に見つかりました。
健康被害や建物の損傷のリスクも
天井裏の埃や害獣は、アレルギーやダニ被害などの健康被害をもたらす可能性があります。また、害獣が住み着いてしまうと、天井裏の断熱材を損傷させたり、壁に穴を開けたりといった被害も発生します。快適な住空間を守るために、定期的な掃除が必要となってきます。
そこで今回は、古民家リフォームや戸建ての改修工事において、天井裏の掃除がなぜ重要なのか、掃除方法や注意点についてブログを書いていきます
1. 天井裏の掃除が重要な理由
- 害獣の侵入を防ぐ
- ネズミやコウモリなどの害獣やゴキブリは、天井裏に住み着くことがあります。
- 害獣が住み着くと、天井裏の断熱材を損傷させたり、家屋に穴を開けたりといった被害が発生します。天井裏の掃除をすることで、害獣の侵入を防ぎ、被害を未然に防ぐことができます。
- カビやダニの発生を抑える
- 天井裏は、湿気が溜まりやすくカビやダニが発生しやすい場所です。
- カビやダニは、アレルギーや呼吸器疾患などの健康被害を引き起こす可能性があります。天井裏の掃除をすることで、湿気を取り除き、カビやダニの発生を抑えることができます。
- 火災のリスクを減らす
- 天井裏に溜まった埃は、火災の原因となる可能性があります。天井裏の掃除で埃を取り除き、火災のリスクを減らすことができます。
- 建物の劣化を防ぐ
- 天井裏に溜まった埃や湿気は、建物の劣化を早める原因となります。適切な掃除をすることで、建物の劣化を防ぎ、寿命を延ばすことができます。
2. 天井裏の掃除方法
1. 準備をしよう
- 防塵マスク、ゴーグル、手袋などの防護具、使い捨ての防護服や合羽を着用する。底のしっかりとした靴を履く
- 暗くて周囲の状況が見れない場合には懐中電灯やヘッドライトが必要です
- ゴミ袋や土嚢袋、掃除機、バケツや濡れ雑巾を用意する
- 脚立(はしご)を用意する
天井裏の掃除に必須の防塵マスク
2. 清掃の方法
- 脚立(はしご)で天井裏に上がったらほうきやちりとりを使って埃やゴミを集め、細かな粉塵は掃除機で吸い取る
- 水拭きをする・消毒も可能ならば施すとより安心です。
- 害獣の巣や死骸・フンがあれば、専門業者に駆除を依頼する
3. 注意点
- 天井裏は足場が不安定な場合があるので、床や釘を踏み抜かないように十分に注意して作業する
- 害獣の巣や死骸・フンなどがあれば、素手で触らない。手洗いうがいをしっかりと、可能であればシャワーを浴びる
- 天井裏の点検口が狭い場合は、無理に中に入らない
- 電気配線や水道管などを傷つけないように注意する
3. 天井裏の掃除を専門業者に依頼する
天井裏の掃除は、高所作業や害獣駆除が必要になる場合もあり、危険を伴うことがあります。
ご自身で掃除するのが難しい場合は、無理に行うことを諦め、専門業者に依頼することをおすすめします。ご相談ください。
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