◆名古屋市内で戸建てリノベーション始まる。グラスウールの黒ずみの原因とは?
名古屋市内で戸建てのリノベーション工事がスタートしました。解体屋さんが内部の古い壁や天井を剥がしていくと、壁の中から出てきたグラスウール(断熱材)に黒ずみが見られました。解体現場ではたまに目にする光景です。この黒ずみの原因は何でしょう。
グラスウールの黒ずみの原因
グラスウールが黒ずむ一番の原因は湿気や結露です。特に住宅の壁内は、外気と室内の温度差が生じやすく、これが原因で結露が発生します。結露が断熱材に染み込むと、カビが発生しやすくなり、結果としてグラスウールがカビにより黒ずんでしまいます。防湿対策が不十分だったり、通気が悪かった場合このような状況が起こりえます。
グラスウールだからカビが発生した。というわけではなくこれはどの断熱材でも起こりうる事例で、大切なのは施工です。隙間の無いように、断熱材がシワになったり片側に寄らないように丁寧に施工することが大切です。解体の際に古い壁内から出てきたグラスウールが黒ずんでいる場合、見た目でカビと断定するのは難しく、ホコリや汚染物質が断熱材に付着している可能性もあります。特に、壁内に隙間があった場合には、外部からのホコリや汚れかもしれません。
これから始まるリノベーションで断熱材はきれいなものへ入れ替えていきます。
断熱材は住宅の快適性や耐久性に大きく影響を与える重要な要素です。リノベーションを通じて、これらの問題をしっかりと解決し、長く快適に住める家づくりを目指していきます。