◆古い公団のリノベーションその②お風呂編・ユニットバスが入らない!さぁどうする。過去事例から
古い公団のリノベーションその②お風呂編・ユニットバスが入らない!さぁどうする。
過去のリノベーション事例からお届けする、団地のリフォームシリーズ。今回はお風呂のリフォームについてです。コンクリートとタイルでできた浴室を、現代風にどうアップデートするかが課題でした。
まず、団地特有のサイズの問題があり、通常のユニットバスの施工は難航。特に搬入は、エレベーターがないため、階段からの手運びとなりました。大きなユニットバスを設置するのは現実的に不可能だったため、条件に合う解決策を探す必要がありました。
試行錯誤の末、見つけたのが介護用の少し浅めの浴槽です。この浴槽は清潔感のある白色で、淡い水色のタイル張りの浴室にぴったりとマッチしました。結果、浴室全体が明るく、清潔な雰囲気に生まれ変わりました。
床と壁のタイルもすべて張り替え、まるでモザイクタイルのように見えるデザインを選びましたが、実はこれ、全て一枚の大きなタイルになっているんです。これにより、清掃もしやすくなり、さらにスタイリッシュな仕上がりに。
このリノベーションを通じて、限られたスペースでも、適切な選択と工夫で快適なお風呂を実現できることを証明しました。団地リフォームならではの課題も乗り越えた事例として、同じ悩みを抱える皆さんの参考になれば幸いです。