◆「近くで屋根工事をしているけどお宅の屋根が…」ちょっと待って!それ屋根や外壁工事の訪問営業です・信頼できる業者を見極めるポイントをつかもう

公開日:2024/10/21(月) 更新日:2024/10/22(火) その他家づくり・暮らしのヒント

近くで屋根工事をしている

最近、SNSを見ているとよく目にするのが、「近くで屋根工事をしている」と作業服を着た人が訪問してきて、屋根瓦がずれているから直した方がいい、外壁に問題があると言われたけど本当かな?というような書き込み。訝しんで「どこで工事をしているのですか?」と聞けば誤魔化し、しっかり答えられない、近隣で工事しているような家がない、などがほとんど。

しかし高齢者の方などは、実際に訪問されると不安を煽られてしまい、その場で点検を依頼してしまう方も少なくないようです。

こちらはマツミが昭和区で現在手掛けているリフォーム中の住宅。窓からこんな風に屋根や外壁が見えます。

しかし、仕事中によその家の屋根を見えたとしても、ジロジロ見ませんし、わざわざそのおうちまで出向いて「お宅の屋根壊れてるよ!」なんて言うわけがないですよね。仕事中にそんな時間もありませんし、とってもお節介すぎるし大きなお世話で、ふつうにちょっとオカシイ…

実際には工事中、ご近所の方と挨拶を交わす中で仲良くなり、「ここが少し気になるんですが、見てもらえますか?」と直接ご相談いただくことがあります。その際は、もちろん誠実に対応し、必要なアドバイスをさせていただきます。ただし、こちらから無作為に訪問することは一切ありません。

訪問営業に対する注意点

  1. 突然の訪問には慎重に
    「近くで工事をしていて気づいた」などという理由で、いきなり屋根や外壁の点検を申し出てくる場合、信頼性が低い業者である可能性が高いでしょう。屋根や外壁の劣化は、専門家の目でしっかりと確認しないと分からない場合も多いため、落ち着いて冷静に対応しましょう。屋根に上らせたりお部屋に招き入れたりはご法度です。

  2. 即決は避ける
    不安を感じたとしても、すぐに点検や修理を依頼するのは避けてください。ひとりで不安な場合は家族や知人に必ず相談を「出入りの屋根屋さんに連絡します、知り合いの工務店に聞きます」などで回避できます。

  3. 本当に必要な工事か確認する
    もし、不具合があるとしても工事が本当に必要かどうか、しっかりとした診断をすることが大切です。その場合も飛び込み営業の業者に依頼するのは考え物。飛び込んできた人にその場でおまかせするのではなく、ご自身のタイミングで必要な時に必要な工事をするべきです。

信頼できる業者の見分け方

  1. 地域に根ざした実績があるか
    長年、地域で活動している業者は評判や口コミが多く安心感があります。きれいな名刺やパンフレット、アイドルのような素敵な営業マンに惑わされませんように。

  2. しっかりとした見積もりと説明があるか
    もし工事に至ったとしても不透明な費用や、説明不足な工事内容だった場合には慎重になりましょう。きちんとした会社であれば、お客様にご納得いただけるまできちんと説明を行い、明確な見積もりを提示できるはずです。

  3. 専門知識を持つ資格者がいるか
    建物に関する知識が豊富で、必要な資格を持っている業者を選びましょう。例えば、当社では古民家リフォームや新築工事に長けた専門家が在籍しています。

まとめ

突然の訪問で屋根や外壁の点検を申し出る業者には注意が必要です。まともな会社ならよそで仕事をしているのに、わざわざ近所のおうちの屋根の心配はしないでしょう。騙されないようにお気を付けください。


 

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