◆基礎工事に向けて・2古民家が本屋になります。正文館書店×熊野屋様古民家再生工事03
公開日:2025/02/27(木)
更新日:2025/02/25(火)
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熊野屋の古民家では、現在基礎型枠の施工が進んでいます。建物の土台となる部分をしっかりと支えるため、慎重な作業が続いています。
地盤を掘り下げ、しっかりとした基礎づくり
まず行っているのが、「根伐り(ねぎり)」と呼ばれる作業です。これは、地盤を掘り下げて安定した地層まで到達させる工程のこと。長い年月を経て地盤が緩んでいる場合もあるため、しっかりと強固な地盤に基礎を据えることが重要です。
この工程を丁寧に行うことで、建物の沈下や傾きを防ぎ、より安全な構造を確保することができます。
「つく石」の設置 – 古民家の基礎を支える大事な工程
次に行っているのが、「つく石」の設置です。つく石とは、柱や建物の基礎を支えるために据えられる石のことを指します。特に木造建築では、柱の下に置かれる石のことを「礎石(そせき)」と呼ぶこともあります。
この礎石がしっかりと据えられることで、柱が直接地面に触れず、建物の耐久性が向上します。古くからの知恵として受け継がれてきた工法ですが、現代でも十分に効果を発揮する技術です。
準備に張り切る寺やん。基礎の作業は建物全体の耐久性や安全性に関わる大切な部分なので、慎重に進めています。