◆蛍光灯からLEDへ。2027年に向けた賢い照明の切り替え
蛍光灯からLEDへ。2027年に向けた賢い照明の切り替え
今日は照明器具のお話。画像は数か月前に取り換えたマツミの事務所のトイレのLED照明です。トイレのプチリフォームを機に、壁付けの蛍光灯からおしゃれなブラケット照明へ交換しました。
こちらが交換前↓
最近のLED照明器具はとってもおしゃれ!近代風に変わり洗練された雰囲気に。
さて、本題に戻りまして、2027年末までに、直管蛍光灯の製造および輸出入が禁止されることが「水銀に関する水俣条約」によって決定されました。この条約は、水銀の使用や大気への排出、水や土壌への放出を国際的に規制するもので、蛍光灯もその対象に含まれています。現在、国内の主要メーカーは蛍光灯器具の生産を終了しつつあり、蛍光灯の品不足や値上がりが進行しています。今後、価格はほぼ倍ほどに上昇すると予想されており、これを機に照明の見直しが必要になってきました。
さらに、日本政府は温室効果ガスの排出を抑制し、地球温暖化対策を推進するために、2030年までにすべての照明をLED化することを目標に掲げています。すでに照明器具の交換を済ませた方もたくさんいる一方、家じゅうだと大変だな、まだ使えるしいいかな、などいろんな考えがあると思います。
少しずつ進めるLEDへの移行
一度に住まい全体の照明器具をLEDに切り替えるのは、費用面で負担が大きいかもしれません。しかし、古くなった蛍光灯を交換する際に、少しずつLED照明に切り替えるという手段もあります。これなら、予算に応じて計画的に照明を更新でき、家全体の明るさやエネルギー効率も向上させることができます。
LEDへの切り替えは照明器具ごとがおすすめ
LED電球は長寿命でエネルギー効率が高いため、ランニングコストの削減にもつながります。しかし、蛍光灯専用の器具にLED電球を取り付けることは推奨されていません。照明器具ごと買い替えるのが一番安心で、性能を最大限に発揮する方法です。既存の器具が古くなってきた場合、交換のタイミングでLED対応の新しい照明器具に切り替えるのが賢明です。
LED照明への移行は、環境保護と省エネ効果だけでなく、電気代の削減や交換頻度の減少といったメリットもあります。蛍光灯の時代が終わりを迎える今こそ、未来に向けた照明のアップデートを進めてみてはいかがでしょうか?