◆社員研修に行ってきました
この異様な建物は何かわかりますか?
どこかの工場のようにも見えますね。
実はこれ、
、、、
姫路城の天守閣を覆う仮設施設なんです。
先日、建築組合の研修旅行に、社員+α(左官のなべさん、畳の西尾君)
で行ってきました。
朝8時に栄を出発して、夜の9時過ぎに栄着という強硬スケジュールです。
松美の現場も立て込んでいるので、一泊している暇がとれません。
今回の工事名称は「姫路城大天守保存修理工事」。
前回の「昭和の大修理」からは、約半世紀経つそうで、
主に漆喰壁の塗り直し、屋根瓦の葺き直しを中心に約5年をかけて行っています。
仮設施設のエレベーターで上階に上ると
天守閣の最上層の屋根が間近に見えます。
地上から42mの高さです。
左側にはしゃちほこが・・・
本瓦葺きの丸瓦は漆喰で強固に固められ、城壁の白漆喰とあいまって、
白鷺城と呼ばれていることでも有名です。
この瓦の漆喰は、
墨出し → 下付け → 中塗盛上げ → 仕上
と4工程かけられ、これから50年、しっかりと白鷺の羽根を守っていく訳です。
最上層の横顔。
屋根がめくられましたが、下地の痛みはほとんどなかったそうです。
丸瓦が屋根の湿気を放出していたとか・・・
壁の漆喰もめくられた状態です。
素顔もきれい。
新しい化粧を心待ちにしているのでしょうね。
木造は、やっぱり持ちますよね。
あらためて感じました。
ポイントは呼吸でしょうか。