◆再利用の美学・生まれ変わる古い下駄箱の天板。古民家リノベーション・水回りとバリアフリー31

南区の古民家リノベーションでは、昔ながらの素材や構造を大切にしながら、新しい用途に生まれ変わらせる取り組みの真っ最中。その中のひとつとに、靴箱の天板の再利用もあります。

この天板は古い靴箱の一部として使われていました。リノベーションに伴い、その靴箱は役割を終えることになりましたが、素材は美しい桧(ひのき)で、時を経て独特の風合いを持っています。そのまま捨ててしまうわけにはいきませんので、マツミの工場に運び、天板に新しい命を吹き込むことにしました。

ヒノキ材

丁寧に表面を削り、製材し直すことで、古民家の歴史を受け継ぎつつ、新しい形で家の一部として再生されます。こちらが製材を終えた天板の姿、そして、リノベーション前の靴箱の写真です。どちらもそれぞれの時代で役割を果たし、今新しい命を持って再び輝きを取り戻そうとしています。

ヒノキ材

下駄箱

天板は今後、電話台に形を変えて使われることになりました。古い靴箱が持っていた温かみや歴史を、新たな用途で再び家族の日常に溶け込ませ再利用することで、単に物を作り替えるのではなく、時間の経過とともに価値が増す日本の伝統的な美意識を体現しています。


 

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