吹抜を造るリノベーション 完成しました!
先日引渡しさせていただいた、A様邸のビフォーアフターです。
昨年9月に、中古物件を購入したいので(不動産屋にかなりせっつかれていたご様子)すぐに見て欲しいと依頼があり、
急遽見に行ったのが、懐かしく思われます。。。
骨太で土壁がしっかり付いていて、パワーを感じる家だったことが印象に残っています。
玄関廻りは、杉板を貼って、キシラデコール2回塗です。
既設タイルを撤去し、シンプルで素材感のあるモルタル仕上げに。(安江さん作)
玄関は無駄に広かったので、入って左側にウォークインの玄関収納を造っています。
階段の登り口は3段廻りからストレートに変更。
白い和紙を壁に貼ったので、明るくなりました。
階段右の無目は、アッシュの無垢材。木目がきれいで存在感があります。
小縁は、栃の木一枚板。
両方とも工場で仕上げ加工。
木の杢目というのは、こちらが意図していないのに、とても美しい演出をしてくれます。
樹が生きてきた証しですね。感謝です!
居間です。
天井・2階の床を一部(4.5帖分)取って吹抜+木製すのこに。
気持ちのいい解放感です。
床暖房が入っているので、床はナラの複合フローリング。
壁と天井は、和紙を貼ってあります。縦筋は和紙の重ねです。
反対方向にはオープンなキッチン。
ダイニングの上はさっきの吹抜です。
既設の梁がとても強く感じられます。
これからもよろしくね。
吹抜の見上げ。
2階の窓からは光が差し込みます。
2階の寝室です。
右にはクロゼットを造って、壁は和紙を貼っています。
床は桧材。
左に見えるのは、吹抜のスペース。
吹抜のホールより、すのこのキャットウォークの眺め。
床は松、親柱は桧、横桟は杉材を使用。
無垢材それぞれの質感が楽しめます。
しかしは恐るべしウッドショック!
どうやら、今までちゃんと林業に向き合わなかったつけが来てしまったようです。